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「Nice to meet you.」と「see you」の違いと電話

「Nice to see you」と相手が見える様子

 オンライン英会話ガイドでは英語レベル別に、オンライン英会話で役立つ英会話フレーズを紹介していますが、ここで取り上げる内容は基本的には“一般的なフレーズ”なので初心者用として扱いますが、実際は英会話上級者やビジネス英語を使われる方でも良く間違ったり混乱したりする内容になります。

 そのため、英会話初心者の方がここで紹介している内容を読んだ後、「全部読んだのにフレーズについて余り良く理解ができなかった」と言う場合でも、ガッカリしないで頂ければと思います。なんせ上級者でも理解している人が少ない内容ですからね。

 また、少しオンライン英会話等で経験を積まれてから、再度読み直して頂ける事で内容の把握がしやすくなるも多々あるので、その場合には自分の英会話力や英語イメージ力が“かなり”上がっている事をお気づきになられるかと思います。

「Nice to meet you.」と「Nice to see you.」の違い

 ここでいらっしゃる多くの方は既に、「Nice to meet you.」と「Nice to see you.」と言うフレーズについて耳にされた事があるかと思います。

 そうですね。「あなたにお会いできて嬉しい(よろしくお願いします)」と言う意味で、初対面の時などの挨拶時に良く使われるフレーズです。

 しかし、実は、この2つのフレーズは微妙にニュアンスが違っていて、それは「meet(会う)」「see(見る)」の2つの単語からできている事から意味を把握しておく必要が有ります。

 まず「meet」についてですが、これは「会う」と言うで、「出会った両者がお互いがお互いを見ている」と言うイメージが有り、尚且つ「簡単な自己紹介や挨拶などを交わす」と言うニュアンスも含まれています。

 そのため、「Nice to meet you.」は初対面の方に限って使われる挨拶フレーズとなります。

 一方「see」の場合には、「見る」と言う単語がベースとなっているため、「一方的に見る」と言うニュアンスが有り、「meet」のように「相手と自己紹介や挨拶等を交わす」と言うイメージは有りません。

 そのため、「Nice to see you.」は、2回目、3回目など最初の1回目以降に出会った時には使う事ができない挨拶フレーズになります。

「Nice to meet you.」は失敗しやすい

 「Nice to meet you.」は“初めての出会いにのみ使える”と紹介しましたが、もしも、1度会った事がある相手に対して「Nice to meet you.」を使ってしまうと、相手は「あれ?前に会ったのに、私の事は名前も顔も覚えていないんだね」と思われてしまいます。

 特に日本人の方は、「Nice to meet you.」が体に刷り込まれているので、注意して頂ければと思います。

オンライン英会話や電話で「Nice to meet you.」

スカイプを使って相手に会っているイメージ

 次に、先ほど紹介した「meet」と「see」を使った、挨拶フレーズについてオンライン英会話レッスンに置き換えて考えてみたいと思います。

 「Nice to meet you.」や「Nice to see you.」と言うフレーズは、「挨拶を交わす両者の内、最低でもどちらか1人が相手を見ている状況」にある事から使われる表現です。

 そのため、電話先の相手に対して「Nice to meet you.」や「Nice to see you.」と言ってしまうと、「え?見られている?見ながら電話で話しているの?(笑)」と相手に受け取られてしまう事が有ります(サスペンス映画などで良くある、犯人が主人公を実際に見ながら電話で話すシーンですね(笑))。

 しかしながら、オンライン英会話は普通の電話とは違い、“先生の顔を(パソコン上に)見る事ができる”環境下でのレッスンとなります。

 そのため、オンライン英会話レッスンやテレビ電話を使ったオンライン会議等では、「Nice to meet you.」や「Nice to see you.」などを使用する事が多く有ります。

相手が見えない場合は「Nice to talk to you.」を使うとOK

 さて、次に問題なのは電話などで相手が全く見えない状態で、「Nice to meet you.」や「Nice to see you.」を使うと、相手に怖がれてしまいます(笑)ので、何か別のフレーズを覚えておかなければいけませんね。

 そう言った場合には、「Nice to talk to you.(初めまして)」と言うフレーズを使う事で、相手と初めて話す状況を無難にこなす事ができます。

 また、少し英文法レベルが上がってしまうので、中級者用のフレーズになりますが、オンライン英会話英語の最後等に「It was nice talking to you.(あなたと話せて良かった)」と言ってもカッコ良く決められるかと思います。

ホラー映画で「Nice to meet you.」

 特に男性の方は注意をして頂きたいのですが、初めて電話する相手が女性の場合に「Nice to meet you.」と言ってしまうと、ホラー映画になってしまいます(笑)。

 仲の良い友人同士での“いたずら”や“サプライズ”などで使うと効果的な面白いフレーズですが、ビジネスシーンなどでは注意をして頂ければと思います。

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